OODAループ:PDCAでは生き残れない [要約]

OODAループが世界のビジネス界で広まっています。また日本では、PDCAサイクルが回らないと悩まれている人がOODAループに注目しています。先進企業はOODAの導入を始めています。

このページでは、OODAループの概要と効果、PDCAサイクルの概要と問題点について解説します。


OODA思考OODAループを使った思考

OODAループは、世界最速の思考法です。米軍で作られ世界の軍事戦略を一変させました。現在、広くビジネスや政治そして私生活などで使われるようになりました。

OODAループを身につけると、臨機応変にテキパキと動き、頭の回転が速いと評価されます。顧客や上司そして異性から頼り甲斐があり、心地よいと思われます。


OODAループ:みるわかるきめるうごくみなおす/みこむ

OODAループは、みるobserve・わかるorient・きめるdecide・うごくact・みなおす/みこむloopの五つのプロセスの英語の略称です。

思い起こしてください。人は誰もが、このOODAループの五つのプロセスで行動しています。

Brain J

 


OODA思考頭の回転が速くなる

OODAループを身につけることで、最速の思考ができます。

計画を立ててから行動するといった固定観念を捨てます。計画マニュアルを鵜呑みにしてはいけません。その場をよくみて、その場で考えて行動します。

OODAループの2番目「わかる」で堅牢な世界観を作ることができれば、頭の回転が速くなります。

人は知らず知らずに癖や思い込みがあり、わかっているつもりが偏っていたりします。わかっていることをうごいて確かめ、みなおしていきます。

OODAループを身につけると、以下のようにして頭の回転が速くなります。

  1. OODAループのプロセスにより、速くなります。
  2. わかっていると、みて、直ぐに気づけます。
  3. わかっていると、俊敏に動けます。
  4. 効果的な動きがわかっていると、結果を出せます。
  5. 直観できめることで、光速で決められます。
  6. うごいて、検証し鍛錬できます。
  7. みなおして、学習できます。

PDCAサイクル

日本独自のPDCA

日本では、PDCAサイクルを回して仕事をしろと言われることが多々あります。計画を立て上司や関係部門と意識合わせをしてから行動します。しかしPDCAが回らないと悩んでいる人が多くいます。

PDCAサイクルは、統計を使った品質統制の方法です。日本で1951年に品質管理の研究機関である日科議連で作られました。デミングではありません。未だにデミングがPDCAを日本に紹介したと誤解されている人がいます。

PDCAサイクルは、計画 plan・実行 do・チェック check・行動 actと、行動するまでに三つのプロセスがあります。PDCAは計画に従うことに集中し、計画に対して実行した結果をチェックします。PDCAは計画時に想定した通りに現場で行動できる環境で有効かもしれません。


OODAループ:PDCAでは生き残れない

アメリカ企業の収益性や成長性が高い理由の一つがOODAループです。目指すビジョンつまり成果を組織で合意してから行動します。そして、PDCAの計画・実行・チェックの三つのプロセスを飛ばして、最も成果が出る有効な方法を考え行動するための思考法がOODAループです。

OODAループは、計画が起点となり計画に従うことに集中するPDCAとは異なります。ビジョン実現に向けた成果が出ることに集中して行動します。PDCAでは、夢・ビジョンではなく、暗黙の了解としてこれまでの状況が想定されています。これまでの状況を想定した計画を立てるPDCAでは、現状を打破するイノベーションは起きません。

また、想定外のことが起こる今日の環境では、現場で問題を発見して対処する必要があります。PDCAでは想定外の状況に直面しては、計画が当てはまらなくなります。現場で問題を発見して対処するためには、現場の判断を尊重して行動する必要があります。これがOODAループです。


OODAマネジメントOODAループを適用した経営

OODAループを適用した経営がOODAマネジメントです。想定外でも迷わない「すぐ決まる組織」です。

シリコンバレー企業など急成長している企業の経営モデルが、OODAマネジメントであることから注目を浴び有名になっています。ビジョンに向けて成果を出すことを目指しチャレンジしていく経営です。

日本企業に多い減点主義の人事評価などによる安定思考は、指示待ちで保身ばかりの風土になり限界に来ています。

人工知能 AI の時代には想定内の業務はコンピュータで置き換えられます。これからの時代に勝ち残るために、OODAマネジメントが必要となっています。

 

 

次のページ
 詳しくは 

 

 


OODAループに興味を持たれた方へ

日本の組織を蝕む病とその原因を明らかにし、日本を再生させて行かなくてはなりません。OODAループが再生の道筋を示してくれます。少しでもお役に立てるよう論文を公開します。

OODAやPDCAについて興味を持たれた方は、以下に詳しく紹介していますのでご覧ください:

OODAループに関する主な論文のリストとその要約を、こちらに紹介します。
代表的なものは、以下の2つです:
OODA思考:「世界最速の思考法」
OODAマネジメント:「すぐ決まる組織」の作り方

PDCAサイクルに関する主な論文のリストとその要約を、こちらに紹介します。
代表的なものは、以下の3つです:
OODAループ:PDCAでは生き残れない [詳細]
PDCAサイクル:問題点と致命的欠点
PDCAとOODAの違い


OODAループの書籍刊行

OODAループを日本の企業や組織に浸透していくことを期待する声が日々に高くなっています。三年以上に渡りOODAループに関する本格的な書籍の出版を準備してまいりました。これまでに数十万の方々が本稿を読んでいただき、多くの方々からご意見をいただいてきました。サイト上で恐縮ですが、お礼を申し上げます。ありがとうございます。頂いたご意見はとても参考になっております。おかげさまで執筆が進んできております。引き続き、本の内容についてご要望ご意見などをお伺いしております。アンケートこちらにてお願いします。