熱力学第二法則

熱力学第二法則 Second Law of Thermodynamics によると、クローズドシステム(閉鎖系)のエントロピー Entropy(乱雑さ)は常に増大します。

熱力学第二法則は、なにも手を打たないとシステムは必ず崩壊するといいます。システム自身は、元のままに守ろうとする努力にもかかわらず継続して変わり続け、混沌としていきます。ドイツの物理学者 ルドルフ・ユリウス・エマヌエル・クラウジウス Rudolf Julius Emmanuel Clausiusが1854年の論文で確立させました。


熱力学第二法則の演繹適用:組織は崩壊する

物理学の経験法則の「熱力学第二法則」を演繹適用すると、なにも手を打たないと組織は必ず崩壊します。発足から月日が経つと必ずエントロピーである組織の殺し屋が生まれて来ます。

部屋そして会社も掃除して整理整頓しないと散らかっていきます。それと同様に、組織は何もしないと崩壊していきます。個々人そして会社、団体、政府など全ての組織は人為的に働きかけない限り、いつかは必ず無秩序に向かい崩壊します。

組織の崩壊を避けるためにも、組織の殺し屋の発生を排除し、外部環境との相互作用を図り、組織を蘇らせる必要があります。

戦闘においては敵の動きを見て敵の世界観をターゲットにして行動することが重要です。

ビジネスにおいては、お客様など相手の役に立つことを考える、 相手の立場に立って考え行動することが必要です。


OODAループ

以上のように熱力学第二法則に基づきOODAループ理論が開発されました。