OODAループの具体例:戦闘の仕方

OODAループを理解いただくために、軍事の具体例を用いて説明します。


ベトナム戦争

現在、地球上で最強の軍隊が 米軍ですが、彼らはベトナム戦争の時代には計画・実行・統制サイクルをベースに組織を運営していました。

ホワイトハウスの「ウォールーム(戦略司令室)」で作戦指揮計画を立て、地球の裏側でそれを実行させるというやり方で動いていました。

そして失敗しました。

計画統制の方法は、日本ではPDCAサイクルとして普及しています。


アメリカ同時多発テロ事件

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件「911」の時も「ウォールーム」から「シチュエーションルーム」に司令室の名前は変わりましたが、やっていることは同じでした。

現場から離れた場所に幹部らが集まり、そこで議論して計画を立て、その計画を前線の部隊に実行させていました。

依然として計画・実行・統制サイクル(日本でいうPDCAサイクル)を回し、そしてやはり失敗したわけです。


ウサマ・ビンラディン急襲作戦

その後の2011年ウサマ・ビンラディン急襲作戦では、米軍はまったく違うやり方の戦略を取りました。この時もオバマ大統領をはじめとする安全保障会議の責任者たちは全員ホワイトハウスの地下にあるシチュエーションルームに詰めていました。

しかし、そこで議論をしていたわけではなく、現場である最前線の情況をオバマ政権の主要閣僚がモニターで見ていました。現場と情報を共有し、その現場で究極の決定的な瞬間に的確な判断がなされ、作戦に成功しました。

ウサマ・ビンラディン急襲作戦で成功した方法が、OODAループ思考です。



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著者:アイ&カンパニー 入江仁之
出典:本論文は2005年以来のOODAループ実装結果に拠る提言です。
脚注:本論文はビジネスにおけるPDCAとOODAループの適用について議論しています。
   PDCAの品質統制での適用について議論をするものではございません。
   また、OODAループの軍事適用について議論するものでもございません。
   本論文はフィードバックに基づき随時、更新しております。
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