OODAループは、米軍でクラウゼヴィッツや孫子の兵法そして宮本武蔵の研究から作られた思考法です。これは軍事にとどまらず、スポーツやビジネス等あらゆる所で適用が進んでいます。もちろん、営業の現場でもその効果が実証されています。
このページでは、OODAループの営業・マーケティングでの使い方を簡単に紹介します。
OODAループの簡単な説明は、こちらをご覧ください。
OODAループで営業・マーケティングが変わる
これまで日本では、営業に対して、顧客接点を増やすためにネットやビッグデータを駆使した様々なテクニックが提唱され実践されてきました。しかし、営業の本質を見落としていました。
相手のOODAループの中に入る
営業の本質は、お客様の心を動かすことです。お客様が感動すれば営業は成功します。
OODAループ思考は、相手のOODAループに入ることを提言されています。営業においては、お客様のOODAループの中に入ることです。お客様の思考の中に入り、心を動かすために行動することです。お客様がどのような考えか、どのような心境か、どのような感情かを見据えて、お客様の心を動かすことにターゲットを当てて行動します。
宮本武蔵の五輪書「心の底を抜く」
OODAループは朝鮮戦争の空中戦の戦果の研究がきっかけで研究が始まりました。しかし、その完成には宮本武蔵の五輪書が大きな影響を与えていることが私たちの研究で明らかになりました。
五輪書で訴えているのが、相手の「心の底を抜く」こと。お客様が、心底これで恐れ入りましたという状況を作ることです。これが、お客様の心を動かすことです。お客様の心をターゲットに自分の心を整えて行動します。
ここで重要なのが世界観です。夢の具体的なイメージを持ち夢の実現の戦略と行動方針を構成していきます。日本人で多くの人がOODAループを誤解しているのがこの点です。OODAループもPDCAと同じで手続きと考えてしまっています。それでは確実な夢の実現などは難しいと思います。その証拠に日本は先進国中で一人当たり生産性が最低となり賃金が低迷しています。世界観VSAの詳細は、拙著「OODAループ思考」をお読みください。
もっと詳しくOODAループを知りたい方は、以下のリンク先の書籍が参考となります。
営業にも絶大な効果がある思考法は、相手のOODAループの中に入ること。詳細は、入江仁之著「OODAループ思考[入門]」ダイヤモンド社の5章に紹介しています。
営業改革を実現するための組織のつくり方については、入江仁之著「すぐ決まる組織 – OODAマネジメント」フォレスト出版で紹介しています。
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著者:アイ&カンパニー 入江仁之
出典:本論文は2005年以来のOODAループ実装結果に拠る提言です。
脚注:本論文はビジネスにおけるPDCAとOODAループの適用について議論しています。
私たちは、OODAループを広義のOODAループ戦略一般理論つまりジョンボイド理論として定義しています。本論文はフィードバックに基づき随時、更新しております。
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