ゲーデルの不完全性定理 Gödel’s Incompleteness Theoremsは、数学者クルトゲーデルKurt Gödelが1930年に証明した定理です。
ゲーデルは「数学理論は不完全であり決して完全にはなりえません。数学に矛盾がないことは証明できません。」ということを数学的に証明してしまいました。
詳細は、入江仁之著「OODAループ思考[入門]」ダイヤモンド社で紹介しています。
不完全性定理の演繹適用
この不完全性定理は数学のみならず一般すべての理論に適用することができると主張するのがジョンボイドです。
つまり、「問題を論理的に突き詰めていっても真理に辿り着けません。現実の理論は不完全です。」
「不完全性定理 」によると、モノゴトのとらえ方に完成はありません。新しい発見があれば引き続き見直し洗練されなければなりません。随時、マーケットなどで新しい発見があったら見直していく必要があります。
モノゴトを捉える能力には限界があると考えて見ていく必要があります。
変動する、不確実、複雑、曖昧な環境への適応
私たちがいる世界は、ますます先行きが予測不能になっています。変動する Volatile、不確実で Uncertain、複雑で Complex、曖昧な Ambiguous、いわゆるVUCAの世の中です。
環境が安定しており将来を予測できると想定できた時代の理論は、これからの世界では使い物になりません。このVUCAの環境を前提に行動するための方法が求められています。