ドレイファスモデル:直観力の習得

Dreyfus Model

直観力

「頭を使わずに体で考えて応じる」ように直観で行動できるようにするには、直観力を身につけることです。

ドレイファスモデル

直観力により判断できるようにするためには方法論があります。巨匠になるまでの習熟の段階「直観力習得の段階」(ドレイファスモデル)に基づいて鍛錬していきます。

「直観力習得の段階」は、アメリカ空軍の支援により1970年代から行われたドレイファス兄弟の研究によるものです。ヒトは技術の習熟度が上がるにつれ専門知識より直観力に頼るようになるという考え方に基づいています。

直観は、「直観力習得の段階」のもっとも高度な力になります。直観力を高めるためには、体で覚え直観で反応する感覚を鍛錬して身につけることが必要です。

「直観力習得の段階」では、直観力を身につける達人のレベルまで、初心者から5段階で定義されます。

1. 初心者、Novice :経験がほとんどない

2. 中級者、Advanced beginner :自分だけでは問題解決にてこずる

3. 上級者、Competent :自分で問題解決できる

4. 熟練者、Proficient :自分で学び成長することができる

5. 達人、Expert :直観で行動できる

変性意識状態

直観力を発揮できるのは、変性意識状態(Altered States of Consciousness)であるということもできます。顕在意識の状態ではなく潜在意識につながった状態です。

将棋で大山康晴棋士や羽生善治棋士がいう大局観も、直観力と通じるものです。


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