OODAループを理解いただくために、軍事の具体例を用いて説明します。
ベトナム戦争

現在、地球上で最強の軍隊が 米軍ですが、彼らはベトナム戦争の時代には計画・実行・統制サイクルをベースに組織を運営していました。
ホワイトハウスの「ウォールーム(戦略司令室)」で作戦指揮計画を立て、地球の裏側でそれを実行させるというやり方で動いていました。
そして失敗しました。
計画統制の方法は、日本ではPDCAサイクルとして普及しています。
アメリカ同時多発テロ事件

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件「911」の時も「ウォールーム」から「シチュエーションルーム」に司令室の名前は変わりましたが、やっていることは同じでした。
現場から離れた場所に幹部らが集まり、そこで議論して計画を立て、その計画を前線の部隊に実行させていました。
依然として計画・実行・統制サイクル(日本でいうPDCAサイクル)を回し、そしてやはり失敗したわけです。
ウサマ・ビンラディン急襲作戦

ビジネスでのOODAループの使い方

軍事の世界ではOODAが主流となりました。そしてシリコンバレーをはじめ世界の先進企業は競ってOODAループを導入し、OODAマネジメントを実践しています。
詳細を書籍「「すぐ決まる組織」のつくり方 ー OODAマネジメント」で紹介しています。
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