OODAループ:PDCAでは生き残れない

OODAループ(ウーダループがビジネスの世界で広まっています。また日本では、PDCAサイクルが回らないと悩まれている人がOODAループに注目しています。そして、すでに先進企業はOODAの導入を始めています。
OODAループはあらゆるところで適用される戦略の一般理論です。仕事の仕方を変えるだけではなく、組織を転換させます。私生活を変えます。

このページでは、4点について解説します。
PDCAサイクルとは何か
OODAループとは何か
組織でのOODAループの使い方
個人のOODAループの使い方

OODAループの詳細な説明は、「OODAループ:あらゆる分野で適用される戦略一般理論」をOODAループの簡単な説明は、「OODAループを1分で説明します」をご覧ください。


PDCAサイクルとは何か

PDCAでは生き残れない

日本独自の技法のPDCA

日本では、PDCAサイクルを回して仕事をしろと言われることが多々あります。計画を立て上司や関係部門と意識合わせをしてから行動します。しかしPDCAが回らないと悩んでいる人が多くいます。

PDCAサイクルは、統計を使った品質統制の方法です。日本で1951年に品質管理の研究機関である日科議連で作られました。デミングではありません。未だにデミングがPDCAを日本に紹介したと誤解されている人が多くいます。

PDCAの欠点

PDCAの欠点は、計画 plan・実行 do・チェック check・行動 (改善) actと、行動するまでに三つのプロセスがあることです。PDCAは計画に従うことに集中し、計画に対して実行したかどうか結果をチェックします。PDCAは計画時に想定した通りに現場で行動できる環境で有効かもしれません。

PDCAサイクルとOODAループの比較すると以下のようになります。

PDRやCAPD、改造PDCA手法などが提言されていますが、いずれもOODAループの亜種といえます。

OODAループとは何か

みる・わかる・きめる・うごく・みなおす/みこす

OODAループは、みる observe・わかる orient・きめる decide・うごく act・みなおす/みこす loop の五つのプロセスの英語の略称です。

思い起こしてください。人は誰もが、このOODAループの五つのプロセスで行動しています。OODA画像を示すと以下になります。

OODAループの違い

アメリカ企業の収益性や成長性が高い理由の一つがOODAループです。目指すビジョンつまり成果を組織で合意してから行動します。そして、PDCAの計画・実行・チェックの三つの形式的なプロセスを飛ばして、最も成果が出る有効な方法を考え行動するための思考法がOODAループです。

OODAループは、計画が起点となり計画に従うことに集中するPDCAとは異なります。ビジョン実現に向けた成果が出ることに集中して行動します。PDCAでは、夢・ビジョンではなく、暗黙の了解としてこれまでの状況が想定されています。これまでの状況を想定した計画を立てるPDCAでは、現状を打破するイノベーションは起きません。

また、想定外のことが起こる今日のVUCA環境では、現場で問題を発見して対処する必要があります。PDCAでは想定外の状況に直面しては、計画が当てはまらなくなります。現場で問題を発見して対処するためには、現場の判断を尊重して行動する必要があります。これがOODAループです。


組織のOODAループの使い方

すぐ決まる組織:OODAマネジメント

日本型経営の衰退

日本企業に多い減点主義の人事評価などによる安定思考は、指示待ち保身ばかりの風土になり限界に来ています。

OODAマネジメント

OODAループを適用した経営がOODAマネジメントです。想定外でも迷わない「すぐ決まる組織」です。

シリコンバレー企業など急成長している企業の経営モデルが、OODAマネジメントであることから注目を浴び有名になっています。ビジョンに向けて成果を出すことを目指しチャレンジしていく経営です。以下のような今話題の次世代型組織がOODAマネジメントです。

  • ワクワクする組織
  • 自律分散組織
  • ティール組織
  • ホラクラシー
  • ネットワーク組織
  • 全員経営
  • 幸福経営
  • 年輪経営
  • 夢中になる組織
  • セムラーイズム、マーベリック

人工知能 AI時代に勝ち残る力

人工知能 AI の時代には想定内の業務はコンピュータで置き換えられます。人工知能に人間が勝ち残る力がOODAです。

事業創成/商品開発

OODAは、事業創成/開発でも適用されています。OODAループ理論に基づいて発展している手法に以下のものがあります。

  • アジャイル開発
  • リーンスタートアップ
  • デザイン思考
  • システム思考

OODAの欠点

OODAにも、組織で適用する場合には欠点があります。トップマネジメントのリーダーシップが必須であることです。


組織でのOODAループの使い方入門書

OODAループの組織への適用法を解説した書籍が「「すぐ決まる組織」のつくり方 ー OODAマネジメント」です。

OODAループのビジネス適用実績にもとづく世界初のOODA入門書になります。
本書の紹介については、こちらをご覧ください。

本書を読んでいただいた方々には、ご感想やご意見、ご質問を伺っています。こちらにお願いします。


個人がOODAループを使う方法

世界最速の思考法:OODA思考

OODAループは、あらゆる分野で適用される戦略の一般理論 grand theory of strategyと言われています。世界最速の思考法でもあります。米軍で作られ世界の軍事戦略を一変させました。現在、広くビジネスや政治そして私生活などで使われるようになりました。

OODAループを身につけると、臨機応変にテキパキと動き、頭の回転が速いと評価されます。顧客や上司そして異性から頼り甲斐があり、心地よいと思われます。


頭の回転が速くなるOODA思考

OODAループを身につけることで、最速の思考ができます。

計画を立ててから行動するといった固定観念を捨てます。計画マニュアルを鵜呑みにしてはいけません。その場をよくみて、その場で考えて行動します。

堅牢な世界観を作ることができれば、頭の回転が速くなります。OODAループの2番目「わかる」で実際の世界を観て世界観を更新していきます。

人は知らず知らずに癖や思い込みがあり、わかっているつもりが偏っていたりします。わかっていることをうごいて確かめ、みなおしていきます。

OODAループを身につけると、以下のようにして頭の回転が速くなります。

  1. OODAループのプロセスにより、速くなります。
  2. わかっていると、みて、直ぐに気づけます。
  3. わかっていると、俊敏に動けます。
  4. 効果的な動きがわかっていると、結果を出せます。
  5. 直観できめることで、光速で決められます。
  6. うごいて、検証し鍛錬できます。
  7. みなおして、学習できます。

世界最速の思考法:OODA思考の詳しくは、こちらを参照してください。


個人がOODAループを使う方法 入門書

行動がOODAループによって根本的に変えられます。現在、執筆中の「世界最速の思考法:OODAループ」でわかりやすく紹介します。

本書の内容についてご要望ご意見などをお伺いしております。アンケートこちらにてお願いします。著者から直接レスポンスさせていただきます。


その他のOODAについての記事

OODAについてのこの他の小論文リストはこちらです。

 

著者:アイ&カンパニー 入江仁之
出典:本論文は2005年以来のOODA実装結果に拠る提言です。
出典:OODAの参考文献はこちらです。PDCAの参考文献はこちらです。
脚注:本論文はビジネスにおけるPDCAとOODAの適用について議論しています。
脚注:PDCAの品質統制への適用について議論するものではございません。
脚注:本論文はフィードバックに基づき随時、更新しております。
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