ドレイファスモデル

脳を使わずに体で考えて応じる

このような行動をできるようにするには、判断力の中で重要な直観力を身につける必要があります。直観力を身につけるためには方法論があります。ドレイファスの「技術習得モデル」を使い、達人になるまで鍛錬していきます。

ドレイファス兄弟の研究から、ヒトは技術の習熟度が上がるにつれ専門知識より直観力に頼るようになるという考え方に基づいています。直観は、技術習得モデルのもっとも高度な力になります。直観力を高めるためには、体で覚え直観で反応する感覚を鍛錬して身につけることが必要です。技術習得モデルでは、直観力を身につける達人のレベルまで、初心者から5段階あるとされます。


初心者 Novice

マニュアル、チェックリスト、指示、ルール、方法論 教科書、参考書、料理本が必要です。


中級者 Advanced Beginner

ガイドラインが必要です。参考書に戻って確かめるため参考書のどこにあるか探すことが重要です。全体像から問題を見ることがまだできません。


上級者 Competent

新しい問題にこれまでの経験を応用して解決できます。臨機応変な対応が可能ですが、問題を探し出し解決することができません。


熟練者 Proficient

全体像を理解して行動でき、自らの行動を振り返り自己改善することができます。


達人 Expert

直観で動きます。膨大な経験がありその経験を引き出して応用し最適な解を出せます。

直観力を発揮できるのは、変性意識状態(Altered States of Consciousness)であるということもできます。考えて考えぬいた結果たどり着く状態です。顕在意識の状態ではなく潜在意識につながった状態です。

大山康晴棋士や羽生善治棋士が、将棋でいう大局観も、直観力と通じるものです

著者:アイ&カンパニー 入江仁之
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