メンタルモデル

メンタルモデル (Mental Models)とは、心の中にもつイメージです。癖、習慣、行動パターン、ルーティン、信念、思い込み、考え、好み、想定、マインドセット、思考、パラダイム、認識、経験知識といったものがメンタルモデルです。様々な定義で使われていますが、一番広義のメンタルモデルが、心の中にもつイメージです。

誰でも人間は心の中に固定化した暗黙のイメージやストーリーを持っています。人間は情報をつかむと、これはこういうものだと、それまでの知識に基づいてイメージを作ります。これが心の中のイメージであるメンタルモデルです。

人間が取る行動、人間が達成しようとしていることを心の中に持ちます。実世界であるモノゴトがどのように動くかの心の中での想定です。


思考モデル

人間は何かを考えるときに、夢や目的がありそのための実現のための策とそのイメージを持って行動を決めていきます。この思考の仕組みが思考モデル(Thinking Models):VSMA™です。

私たちは、普段、この思考モデルを意識していませんが、判断して行動することを思考するときに思考を左右する影響力を持っています。メンタルモデルは、人間の思考モデルを構成する重要な要素です。

思考モデルそしてメンタルモデルは認知科学の概念です。

思考モデル:VSMAは、以下の構造で定義できます:

  • 夢・ビジョン (Vision):
    自己実現と組織の構想を定めます。
  • 戦略 (Strategy):
    ビジョン実現の方策を定めます。
  • メンタルモデル (Mental Models):
    ビジョンと戦略実現に紐づけられる心のイメージです。
  • 行動方針 (Activities Policy and Action):
    心のイメージから決められた行動の方針です。

思考モデル」の詳細については、こちらを参照ください。


ナレッジマネジメント

メンタルモデルは、一般知識であるスキーマタクソノミにより分類整理して持つと、自らのメンタルモデルを見えるようにでき効果的です。この知識を分類整理し呼び出せるようにするのが、ナレッジマネジメントです。自らの知識であるメンタルモデルを呼び出せるようにしてくれます。

スキーマ」の詳細については、こちらを参照ください。

タクソノミ」の詳細については、こちらを参照ください。


メンタルモデルの新たな構築

メンタルモデルの新たな構築には仮説検証方法論が使われます。

仮説検証方法論」の詳細については、こちらを参照ください。


思い込みの見直し

自らが気づいていない思い込みや悪い習慣が無意識のうちに私たちの行動を縛っています。

例えば、「指示待ちでリスクを取らない」考えを持った社員が多い組織では、なぜそのような考え(メンタルモデル)を持つようになったか理由をも含め見直します。

行動の制約になっているようなこれまでの無意識の習慣を見直す必要がある場合には、メンタルモデルを見直す必要があるのです。

そのためには、その暗黙の習慣のメンタルモデル形成、学びの過程、自分のメンタルモデルを形成した過程を振り返り、見直すことが有効です。この振り返り(Reflection、内省)によって、気づきが起き、メンタルモデルを見直すことができます。

そして、自分の考え方の前提をお互い知りあうため、関係者と話し合い(Inquiry、探求)をすることで、無意識の習慣の見直しが促進されます。


メンタルモデルの効果

人間はメンタルモデルを持つことによって、脳がその後の同様の情報を高速に処理することができます。

人間はメンタルモデルを形成すると、脳の負担と時間を節約するために、慎重に考慮した分析を省略して、瞬間に処理することができます。


メンタルモデルを適用する目的

ビジネスになぜメンタルモデルを使うのか、その目的は下記の三点に要約できます。


方向性の明示

企業のビジョンと行動を紐づけることができ、行動を起こす際に方向性が明確になります。

アクションを取る行動の利用者であるお客様の効果と所属する提供者である企業の利益を明示することができ、方向性が明確になります。


行動の確信

行動が正しいかどうか確信を与えてくれます。


継続性

長い期間に変わらない普遍的な継続的な方向性を示してくれます。戦略や行動方針の継続性が保たれます。


メンタルモデルの実装:OODA

メンタルモデルを思考モデルとして使うことにより、現場での瞬時の臨機応変の判断ができます。この考え方を体系化したのが、米国空軍大佐ジョンボイドが開発したOODAです。

思考モデル」の詳細につきましては、こちらを参照ください。

OODAループ」の詳細につきましては、こちらを参照ください。

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